エルメス製品の刻印とは?
エルメスのバッグや財布には、製造年を意味する刻印が付けられています。
種類によって刻印の場所が異なります。見つけやすい場所にあったり、なかなか見つからない場所にあったり、見やすくはっきり刻印されているものと、刻印が薄く見づらいものまで様々です。
製造年を知りたい場合は下記の刻印から年を判別することができます。
丸○と四角□の中にアルファベットが記載されているものと、アルファベットと数字の混合の刻印から判断することができます。
現在〇がついたのは1971年の◯Aから、□は1997年□Aから使用されています。
〇や□が無くなったのは2015年のT刻印からで、2017年のA刻印までを確認することができます。
製造刻印
エルメスのバッグは最初から最後まで一人の職人によって作られた、こだわりの製品です。
そのため、個々の製品に製造時期のわかる「製造刻印」が刻印されています。
製造刻印は
『製造年 製造したアトリエ 製造した職人』
を表すアルファベットや記号が記されているものです。
製造年を表す刻印は毎年変更されています。
製造刻印の見方
並び順や配置は商品によっては異なりますが、近い位置に押されています。
さらに製造刻印は、1年ごとにアルファベットが変わり、
年によって四角や丸などの記号が足されています。
製造刻印の場所
製品によって刻印されている場所がバラバラですが、多くの場合はベルト裏や内側の縫い目付近などにある事が多いです。また、ブランド名が刻印されたタグの裏側にあることもあります。
〜代表的なモデルの場合〜
バーキン、ケリー・・・正面のベルト裏側の穴付近 または 正面から見て左の内側のベルト付近
ボリード・・・ファスナー端のタブの裏側
ベアン・・・ファスナーを開けて内側のマチ部分
※同じモデルでも刻印の場所が違う商品もあります。
刻印と製造年の一覧
エルメス製のバッグや財布にはほとんどの場合、製造年を示すアルファベットの『刻印』がベルトの裏などに打刻されております。
下記は刻印と製造年の一覧表になります。こちらにて製造年数をご確認いただけます。
※エールラインやフールトゥなど、一部モデルについては刻印のない製品もございます。
また、刻印の有無によって正規品・非正規品を判断することは出来ませんのでご注意ください。
1964年 | 1965年 | 1966年 | 1967年 | 1968年 | 1969年 | 1970年 |
1971年 | 1972年 | 1973年 | 1974年 | 1975年 | 1976年 | 1977年 |
1978年 | 1979年 | 1980年 | 1981年 | 1982年 | 1983年 | 1984年 |
1985年 | 1986年 | 1987年 | 1988年 | 1989年 | 1990年 | 1991年 |
1992年 | 1993年 | 1994年 | 1995年 | 1996年 | 1997年 | 1998年 |
1999年 | 2000年 | 2001年 | 2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 |
2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 |
2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
エルメスの製造年号以外の刻印について
ニロティカス | ポロサス |
小さな丸が二つならんだ刻印があります。丸みがあり、長方形の鱗が特徴の革。ポロサス同様、高級品とされているクロコダイルです。 | 三角のような山形の刻印が押されています。細かく綺麗に整列した鱗が特徴で、ワニ革の中でも最高級と言われるクロコダイルです。 |
アリゲーター | リザード |
エルメス(HERMES)のアリゲーター(Alligator)は、アメリカのミシシッピ川流域が原産地となるワニ革素材。ワニ革のなかでは唯一、穿孔(せんこう)という点状の模様がなく、ポロサスやニロティカスよりも斑目が大きいのが特徴的です。四角形の刻印がロゴ付近にあります。 | トカゲのレザーで、主に東南アジアが原産地とされています。艶やかな光沢と美しく陳列する繊細な革目が特徴的な高級皮革です。横長の長方形のマークか=マークが入っています。繊細で美しくならんだ鱗と光沢が特徴。 |
スターマーク | スペシャルオーダー |
バッグ職人が自分のため、あるいは家族や関係者などのために、 エルメスから許可を得て製造したものに入るマークです。市場に出回ることは少ないです。 | オーダーするのに数千万とも言われている限られた人のみがオーダー可能のフルカスタマイズの製品に刻印されます。馬蹄の形をした刻印です。 |
ソルド品 | |
エルメスが定期的に開催しているセールイベントにて販売されたバッグに刻まれるマークです。ロゴの横もしくは下あたりに【S】というソルドマークがつけられます。Sマークと共に数字が押されていることもあります。ソルドは日本、海外でも開催されていますが、入場するには招待券が必要です。 |